日本人1人当たりのたまご消費量は年間約340個と言われ世界第2位の多さ。それもそのはず、たまごは経済的でしかも栄養価たっぷりの優等生。そんなたまごの秘密に迫ってみました。
たまごには、肝臓でアルコールを分解するときに必要なメチオニンが多く含まれています。
メチオニンは二日酔いの薬にも入っている必須アミノ酸のひとつ。
二日酔いになり易い方は、お酒のつまみとして、たまごを使った料理がオススメです。
また、黄身の中にはコリンという物質が含まれています。ビタミンの一種である、このコリンが不足すると、肝臓に脂肪が蓄積する脂肪肝を引き起こしたり、腎臓障害の原因になります。
脂肪肝は肝臓ガンに進行する恐ろしい病気で、お酒をよく飲む人に多く発生することが知られています。
また、コリンは体内でアセチルコリンという神経伝達物質に変わります。
物忘れ(アルツハイマー)の原因はアセチルコリンの減少が引き金になるとも言われています。
つまり、コリンは記憶力や学習能力を高め、物忘れ防止やその症状改善にも効果的と注目されています。
何かと悪者扱いさるコレステロール。しかしコレステロールには善玉と悪玉があるのをご存知ですか?
実際、コレステロールは人間にとって大切な栄養素であり、体を構成する細胞膜の重要な成分であると同時に、各種ホルモンの原料です。コレステロールが少ない人は肺炎や結核などの感染症にかかりやすく、血管壁が弱くなり脳卒中を起こしやすいと言われています。
しかも、黄身に含まれるレシチンというビタミンには血液中のコレステロールを正常値に保つ働きがあります。
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